ずいぶん長いこと放置してしまいましたね。
これからまたマイペースに更新していけたらと思っています。
さっき近くのコンビニに行った帰りに、自宅マンションの前で中に入れずにいる小学低学年くらいの男の子がいました。
学校からの帰りで、部屋番号を押してチャイムを押していたのですが、しばらく待っても家の人が出ません。
彼は僕の方を見て「どうしよう」みたいな顔で苦笑いをしていたのですが
僕「おうちの人でないの?」
少「うん」
僕「じゃあカギ開けるね」
という感じで僕がカギを開け、マンションの中に一緒に入りました。
どうやら同じ階の端っこに住んでいるらしく、エレベーターで同じ階まで行き、とりあえずそこでバイバイ。
僕が自分の部屋の鍵を開け、ふと少年の方を振り返ってみるとやっぱり家の人は出ないらしく、困った顔をしています。
一瞬目があったのですが、向こうが手を振ったので、こちらも応じてバイバイ。
たった数分の出来事でしたが、ここでこの少年をうちで預かったりしたら大問題になるんだろうなぁとか、下手に外で一緒に待っててあげたり、外が暑かったから飲み物渡したりしたら…とか、そういう理由でちょっと困ってる子供を助けてあげられなかったということ。
もともと子供相手の仕事をしていたので、こういう場面を見ると何とかしてあげたいなという気持ちがわいてきます。
子供相手の仕事をしていたときはそこそこ近所でも「あぁ、あの人ね」くらいに知られてはいたので、そのときならまだ何かしらできたかもしれませんが、今はもう済んでる場所も違うし、僕自身も下手したらおじさんと言われてしまう見た目&年齢です。
こちらに気持ちがあっても下手なことして騒ぎになったら辛すぎるという気持ちが出てきてしまいます。
以前、とあるデパートで年長さんくらいの女の子が迷子になっていて、泣きながら外に出ようとしていたので、とりあえず中に戻してあげて店員さんにお願いしようとしたことがあったのですが、
お願いしようとした店員さんにも怪しげな目つきで見られ、ちょうどそのタイミングで戻ってきたお母さんにも「なにこの人?」みたいな目で見られて、とてもつらい想いをしたことがあります。
ネットのニュースとかでも「〇〇という事案が発生」なんてトップになって、それがまとめとかで拡散されてるのを見ると本当に世知辛い世の中だなぁと。
確かに変質者というのは存在するし、知らないおじさんについて行ってはいけないというのは正しいのですが…
「子供は地域で育てる」という言葉をよく聞きますが、周りを簡単に信頼してはいけないというのを子供のころから教えなければいけない世の中というのはなんとも悲しいものだなぁと感じています。
もし僕に子供ができても、周りを信頼して…なんてできないですもんね。
せめて同じマンション、地域くらい…とは思ったりするのですが、同じマンションに住んでる人もろくに知らないですもんね。
挨拶しても返ってこないこともとても多いですし。
入口で会ったからちょっと世間話…なんてできるのは1世帯だけです。
こういうことから子育てで孤立するとか、老人の孤独死とか、そういう閉鎖的なことにつながっていってしまうのでしょうね。
かと言って今の僕にできることはマンション内での挨拶くらいなのですが、もう少し子育てや生活のしやすい世の中にしていけたらいいなと思います。